パラレルワークを実践してみた結果│WEBマーケターの働き方

  • 2018年11月24日
  • 2018年12月24日
  • 仕事

私は現在、パラレルワークを実践しています。実践の中で感じたメリットとデメリットを、私の経歴も含めて包み隠さずにお話しようと思っています。

パラレルワークを実践してみた結果│WEBマーケターの働き方

パラレルワークとは

パラレルワークのパラレルは並行という意味を持ち、並行して複数の仕事をすることにあります。

そもそも、有名な経営学者のPFドラッガー氏による著書『明日を支配するもの』において、これからの社会での生き方の一つとして「パラレルキャリア」を提唱したことで注目されております。

パラレルキャリアは本業を持ち、社外活動をまた別途持つということで、人は組織に頼らず、それとは別の第2の人生を始めるべきだという考え方ですが、コミュニティには複数参加している方が人生はより豊かになるわけで、そういったもの(第2の人生)を作っておくことが、パラレルキャリアの考え方である訳です。

ただし、これは基本的に社会活動、つまりボランティアなどの非営利活動が基本。これがどちらも営利活動になるのが、パラレルワークであります。

ただ単なる副業ではなく、複業です。要は本業となるべく仕事を平行して2つもつということです。

つまり、メインとなる仕事を2つ実行するということですので、今までのキャリアプランとは大きく違う人生設計ですし、雇用契約も全く違います。

 

私のパラレルワークはどうやっているのか

タイトルにもある通り、私はパラレルワークを現在実施中です。

週3日を事業会社でマーケティングの責任者として働き、残りの週4日を個人事業(このサイト/リスグラム)をやっています。



パラレルワークを実行するまでの流れ(プロフィール)

まず私のプロフィールからですが、2007年に小売業でキャリアがスタートしました。小売りというのは実に面白く、リアルタイムで売り上げが分かります。お客様の動向を観察、天気予報や季節商材と近隣のイベントを掛け合わせて、仕入れを行います。お客様の行動を観察し、時期を読み、売り込みのタイミングを計り、そして利益を計算しながら売り続ける。廃棄ロスや、人件費、パートさんの質の向上など、考えることは盛り沢山。
切り詰めて切り詰めて、時には赤字覚悟で派手に飾る。競合は多い中でどうやって生き抜くのかを考えること。

広告の売りたい商品をメインで展開しつつも、自分なりの色を売り場に出すのが仕事ですし、お客様の満足度を高めつつ、利益を1円でも多く残すのが仕事です。

2013年に転機が訪れます。責任者として毎日忙しくしている中で、自問自答するわけです。今後の人生で何をしたいのか、と。途中、足を悪くして手術したりも有りまして(年度は違うものの両足ともに手術しました。経過は順調で生活に全く問題ありません)、どこまで頑張れるのかなんていうのもありました。

結論としますと、年末年始商戦を終えたら、会社のダメージの一番低い日に退職するという考えにいたりました。

2014年にWEB広告代理店に転職。もともと父親が広告のコピーライターであり広告代理店の元経営者でした。広告は小さいころから日常で見てきたこと、またパソコンやインターネットも小さなころから接していまして、高校時代から野球応援サイトを運営経験や、広告収入を得ていた実績があったことから、WEB広告代理店への転職を決めました。

ちょうど第一期の創業メンバーとして入社することができ、また社内一号案件など獲得するなど、順調に実績を伸ばし、そのままリーダーに出世することができました。
当時は日々勉強でしたが、この年になっても勉強ができること、勉強しながら給料が発生することの幸せをかみしめていました。
好きこそものの上手なれ、なんて言いますが、まさにそこに私の原点があります。

2017年またも転機が発生。会社の利益構造を良化するために、新規事業を作ろうと画策をしていましたが、その当時、外部の血をいれるなどの組織変更がありました。
社内の情勢が大きく変わってしまい、新規事業は停止。利益は出始め、事業の成功は時間の問題という情勢でしたので、実に残念な状況になります。
悲観した部下も転職してしまうなどもあり、話し合いの末、私も退職をすることにしました。

広告代理店では、営業活動から広告の運用、レポート報告、分析まで一人で行うという業務が広い会社でしたが、それでもクライアント様のところで広告の結果報告をしていて、常に物足りなさも感じていました。結局は広告を通じてでしか語ることができない。
その広告を通じて…も、クライアント様の情報開示の如何によっては結果すらも分かりません。

私がクライアント様に提案した内容が、別の会社を通じて実行されるなんてのもあります。そこは別に問題ないのですが、もともと提案していた内容と着地地点が違うため迷走しているケースもありました。お金は要らないからせめて相談して欲しかった…それに尽きます。
とはいえ、クライアント様は別段悪くないのです。私の専門はWEB広告であり、その内容は私では処理できるものではありませんでしたから、その道の専門家に頼むのは当然の流れです。そこに事前相談してもらいたかったという私の発想は単に自己的なものにすぎません。

ですが、そんなこともあり、やはりマーケティングの全般を見たい、という思いは強くなる一方でした。
WEB広告ですら、実績を共有してくださる企業は伸びやすいのです。そこがもっと深くまで実績を共有してもらえるなら??
間違いなく世界観が変わる、提案や修正する内容ももっと現場に合ったものになるはずです。

 

そこで次の転職に選んだのが2017年に事業会社(ベンチャー企業)のWEB担当です。
求人を見た当時ですが、その会社内でWEB担当者は不在の状況であり、コーポレートサイトも洗練とは程遠く、またかなりのニッチなB2Bビジネスでありました。
リスティングも高騰しているワードであり、その会社の手数料(利益率)を考えると、「WEBでは勝負できない!」と考えるような情勢でした。

ですが、もともと私の広告代理店時代で一番成果が出ている会社を並べるとB2Bが多く、ニッチな分野で強みを持っているという自覚がありましたので、
「自分ならWEBで勝てるんじゃないか!」という慢心もあり、入社を決めました。

他の広告代理店に入るという考えもあったのですが、給料は上がるし安定もする代わりに、ベンチャーでWEB担当になるほどの業務の広さやチャンスはないだろうなとも考え、結果としてリスクを取りに行ったわけです。

その後、サイトやLP、メディア、セミナー企画運用、商品自体の設計や、営業の管理なども経て、WEBの問い合わせ数は伸び始め、2年目は常に前年比500%以上の成長を続けました。1年目は地盤固めをしていましたが、それでも正直、時間掛かりすぎたなという考えです。また、現在も伸び続けていますが、全く満足していません。
3年目もさらに伸ばせなければなりませんし、その自信もありますし戦略もあります。

ですが反面、このようなWEBでの改革を他の中小・ベンチャー企業でも望んでいるのではないかと考えだしていました。

もともと独立志向はあり、今の事業会社に入社する際は独立することも宣言しています。
そんな中で新たなビジネスに向かい合いたいという思いもあり、今の事業会社と交渉を始めました。
今の仕事も業績伸ばしていきたいと考えていましたし伸ばす自信もある、ですが、新しい事業の手伝いもしたい。

 

結果として半年後、自分の要望は受け入れられ、週3日の常勤契約を結ぶことになりました。他の4日で自分の会社を作るということです。
現在の事業会社でのWEBの業績も伸びており、少なくともある程度安定するまでは、関わりたいという思いもありましたので、私としても会社としても最善手だったと信じています。

 

実践して感じたパラレルワークのメリット・デメリット

ではそんなパラレルワークのメリットとデメリットは何でしょうか。

どちらの仕事を辞めてもいいやという腹のくくりができる

正直、良く言われるようなリスク分散ができる~というのはありません。リスクの塊です。
リスクを考えた結果、パラレルワークを選ぼうと思います!というのは絶対に止めた方がいいです。

フリーランスをやってみると分かりますが、日本の雇用契約は実に「社員を守っている」ものです。
通常は強制的な解雇はできません。やれないこともないですが、それを実行することにより企業も大きなリスクを負うシステムになっています。

要はリスクを考えるならば、会社で正社員雇用が良い。

そして、現在の会社で不満があるのならば、「もっと良い待遇の会社に転職しましょう」です。

ただ、一つ大きいものがありまして、「どちらの仕事を辞めてもなんとかなるだろう」という精神安定が有ります。

フリーランスになると常につきまとう、お金の不安。
それが、二つの収入車輪があることで、どっちか無くなっても即破滅にはならないだろう考えができるようになります。

言ってしまえばその程度ですが、精神的安定は感じます。

パラレルワークをやることで交流・人脈が増える

これは必ずしもではありませんが、仕事をしていると人脈が増えます。さらに面白いなと思うのは、その人脈がクロスすることです。
同じインハウス・マーケターとして仲良くなった人が、仕事の相棒になったり、軽く名刺交換してた人から、業務依頼が来るなどがあります。
パラレルワークというのは業務の拡大でもありますので、今までは何にもなかったただ挨拶した人が、業務の拡大に伴いお客様候補になったり、こちらから発注をする対象者になったりするのです。

パラレルワークは雇用体系が変わる

これは企業によります。正社員として雇ってくれるパターンもごく稀にあるでしょうが、契約社員だったり、委託契約なんてこともあるでしょう。
委託契約の場合であれば、個人事業主としての収入になります。正社員ではなくなりますので、会社が補助してくれていた税金が全部かかってきます。

収入の減少だけでなく、場合によっては税金の納付が一気にくるため、対応ができない…なんてことも出てきます。

また正社員雇用ではないということは、休めないということです。病気になると仕事ができなくなります。
仕事ができなくなれば収入を返上したり別日に仕事を振り分ける交渉をしなければなりません。

有給もなくなり、会社としての支援もなくなりますので、自己管理の大事さを考えます。

 

パラレルワークは出勤時間も変わる

私の場合は週3常勤契約のため、出勤時間は通常通りの出社をし退勤をします。週4日については個人事業主ですから、好きな時間に仕事を開始して好きな時間に仕事を終えるというスタイルです。

勤務時間を管理してくれる人もおりませんので、休日を作るも自由、休まないのも自由です。

好きな時間に休める、起きる時間も寝る時間も決めなくていいというのは、一つのメリットですが、同時に何もしないも選べてしまうという怖さもあります。

収入と自由時間を天秤にしながら、どちらを選ぶのかを決めていきます。

収入も誰も管理してくれません。会社のように一定の給料が毎月振り込まれるようなこともなく、働いた分だけ翌月もしくは翌々月に入金されます。

そういった仕事した時と、収入が入る時期のずれも管理しなければなりません。

 



パラレルワーカーという仕事スタイルは良いのかどうか

個人的な考えですが、私生活を充実させたい!という考えの人に向いているように思えるパラレルワークですが、いざやってみると仕事大好き!な人に向いていると思います。
もしくは、私生活重視の考えでも、管理してくれる人が居ればOKだと思います。

間違いなく、自由な時間は増えます。ただし、常に収入問題が発生します。

白紙のスケジュールに、自分で契約を取ってきて、埋めていくのです。
週2日はこの会社で働く、週3日は他の会社で働き・・・

このスケジュールを埋める作業が好きがどうかがパラレルワークに向いているかどうかのジャッジラインだと思います。

まずは何をもとめて、パラレルワークを求めるのかをちゃんと自己分析すると良いでしょう。
自身が何にストレス耐性があり、キャリアをどこに持っていこうと考えているのか。

私は、仕事大好き!な人間であり、現在のスタイルはとても気に入っています。同時に、いつ契約が終わるかの不安も感じています。

自由な反面、リスクも大きいことを認識しましょう。

今後、こういったキャリアプランを選択する人は必ず増えていくと思います。そういった方にも参考になればと思い、私の経歴から包み隠さずお話させていただきました。

>BtoBこそWEBマーケティングを考えるべき

BtoBこそWEBマーケティングを考えるべき

リスグラムではBtoBに特化したリスティング広告をはじめとするWEBマーケティング支援を行っております。BtoBの場合、売ったら終わりという関係性は通常有り得ません。契約いただいてからスタートがほとんどではないでしょうか。また、衝動買いも考えにくく、1つの問い合わせや契約を獲得するのが大変難易度が高くなっています。その為、WEBマーケティングの戦略が1から必要なのです。

お客様に買っていただくのは最終ゴールではありません。

お客様に満足いただき、他人にも薦めてもらう、そこがゴールです。お客様の満足の最大化をすることにより、お客様が次のお客様を連れてきていただける。
これがマーケティングの最終ゴールだと思っております。その為の戦略支援を考え実行していきます。