BtoB企業がコーポレートサイトをリニューアルをする際に考えるポイント

数年前に作成したコーポレートサイト(企業サイト)をそろそろ変えたいというリニューアルのご要望を良く聞きます。聞いてみますと、創業時に作ってからそのままにしていた、場合によっては2000年代に起こったホームページ作成ブームの流れで作成したっきり、なんてこともあります。

そういった経営者さんに聞きますすと、何度かコーポレートサイトのリニューアルの提案を貰ってはいるものの、予算面や効果の面の不安でついついそのままにしてしまった、
この業種だとWEBから問い合わせなんかこないんじゃないの?という話もよく聞きます。

また、実際にサイトをリニューアルしたものの、WEBサイト制作会社に完全に任せたが期待していた問合せが全く増えなかった、
それどころかアクセス数が減ってしまったというケースもあります。

ここで注意すべき点としては、目的がはっきりしないサイト作成は失敗に陥りやすいこと。
また、WEBサイト制作会社に完全にお任せにするのはNGだという2点です。
業種による問い合わせ獲得の難易度が上がることはありますが、前述の2点に比べれば些細な問題です。

むしろ、ニッチだからこそWEBから問い合わせを獲得できるようにすべきなのです。

失敗しないコーポレートサイトのリニューアルのためにおいてやっておくべきポイントをまとめております。

はじめに。コーポレートサイトをリニューアルする前に

アクセス数が欲しい、問い合わせが少ないのを改善したいというお話をよく聞きます。
私自身、WEBサイト制作を受注することもありますので、なおさらなのですが、前提として、これだけは言わなければならないと思い、書いております。

サイトをリニューアルしてもアクセス数は増えません。(むしろ減る場合も良く見ます)

問い合わせは自動では増えません。リニューアルで問い合わせが激増というのはWEB集客の戦略があってことです。

つまり、サイトをリニューアルしても問い合わせは増えません

サイトを作り変えること、作ることが第一目的とならないようにお願いいたします。

アクセス数が悪い、問い合わせが来ない。ではサイトをリニューアルすればいい!と考え、3、4回リニューアルした結果、
1000万円以上のお金をドブに捨てていた経営者さんにお会いしたことが有ります。

最終的に手直しして使えるレベルのものではなく、私がすべて作り直しましたが、そこにかかった経費は10万円以下でした。

WEB集客も任せられていたので、スタート。半年後には問い合わせが10倍以上に、安定して見込み客がWEBから取れるようになったのです。

コーポレートサイトとは

コーポレートサイト(企業サイト)とは企業の公式ウェブサイトになります。
会社概要やお知らせ、商品・サービスの概要、お問い合わせフォームから成り立つことが殆どでしょう。

さらにIR情報、求人情報、メディア掲載情報などを扱うことも有ります。
取引前には確認されることが多く、しっかり必要なページがしっかりと無ければなりません。

また、コーポレートサイトとは別に、サービスサイトというのもあります。
サービスサイトは、商品・サービスの説明を抜き出した単独ページです。

最初のうちはコーポレートサイト内で情報掲載で十分と思いますが、本気でWEB集客を考えるときは単独のサービスサイトを作るべきです。
とはいえ、LPのような1ページだけのサイト、集客を考える人がいない場合は、コーポレートサイト内で完結させたほうが良いかもしれません。

サービスサイトの利点としては、情報の網羅性を高めることができることですが、最低限10ページ、できれば20~30ページは欲しいところです。
サイト更新をあまり考えていない場合、このレベルまで達せないため、コーポレートサイト内で留めるべきでしょう。

コーポレートサイトをなぜリニューアルするのか

インターネットの普及率が高まり、あらゆる商談・契約の前に企業サイトを一回も検索しないということは有りえないと言っても過言ではないような時代となりました。

従来のパソコンによるインターネットだけではなく、スマートフォン普及にともなった検索の容易さもそれに拍車をかけています。
最近では音声検索も発達した結果、パソコンなど触ったことが無い高齢者や幼児でも検索できる時代になりました。

商談などの企業訪問の際に、GoogleMapで検索して経路を確認してから来社されるケースも普通の状況となってきました。そんな訪問の際に、交通機関の遅延等で間に合わないとなったケースがあったと仮定します。急に先方の会社に電話しなければならなくなった場合でも、Googleで検索すれば簡単に電話番号を見つけることができます。

調べたいことがある場合は、辞書やタウンページをめくるよりも、Google検索をかけたほうが早い時代です。

そんな中でコーポレートサイト(企業サイト)は企業の顔であり、玄関口として、ネットからくるお客様を迎える体制を整えなければならなくなりました。

BtoB企業がお問い合わせをもらった時点で、顧客の購買プロセスの約60%近くが終了しているというデータもあります。商談はこれからなのにも関わらず、6割が終了しているのです。

お客様となりうるユーザーは、商談の前に情報を調べ、1社なり数社なりに問合せしたり、見積もり・資料請求が取れるサイトで一気に3~5社程度の情報を調べたりします。

お客様からの問い合わせが来ない場合、そもそもこの検索という数社コンペに負けている可能性があります。よって、商談の獲得のためにもサイトの充実化を図る必要性があるわけです。

また、営業が頑張って商談を獲得したのに、WEBの情報の差で営業の足を引っ張ってしまっているケースも見受けられます。

リニューアルする目的を決める

企業がサイトをもつ必要性は上述の通りですが、それでは貴社はなぜサイトをリニューアルするのか、という点があります。ここを明確化しなければなりません。

問合せの獲得でしょうか? ほぼ全ての企業の最終ゴールはここでしょう。

認知度拡大のためのブランディングもあるかもしれません。究極なところでは、商談時に営業の足を引っ張らない程度のサイトであればいい、というケースもあります。

残念ながらサイト作成しただけでは、意味がありません。

お客様を呼び込むために綺麗な家を建設しても、そこへ向かう道が無ければ誰も来てはいただけません。山奥にひっそりとたたずむ豪華な洋館・・・になってはいけないのです。

ちゃんと大通りに面したり、駅前のような交通の便の良い土地に家を建てる必要性があります。

サイト作成において、WEB制作の予算は『どんな家を建てるのかどうか』になります。

サイト作成の目的が『家をどこに建てるか=どういうお客様に来てもらいたいか』になります。そして、その目的を叶えるためのロードマップ作りがWEB戦略に当たります。

もう一度言いますが、予算を何千万もかけて豪邸を建てたところで、誰もこれない山奥であったら意味が無いのです。それであればプレハブ小屋であっても、大通りに面している方が何倍もお客様に来ていただけますし、最終的な利益が残ります。

成果が見えてから、豪邸を建てることにしても遅くはありません。

問い合わせ獲得のためだけであれば、サイトに大金を投資する必要性はありません。

ブランディングならサイトにお金をかける必要性があります。

今、必要とされるサイトがどのレベルのものか、間違えないようにしなければなりません。
ブランディングは軌道に乗ってから徐々に作り上げても遅くは有りません。

サイトでお客様に何を見せたいのか

サイトの目的が何なのかを決めるのが必要と述べましたが、それではどんなお客様に来ていただきたいかを考えます。

問合せ来ていただけるお客様はなんでもOK!と言いたいところですが、もう少し具体化するとこのあとの作業が楽になります。

お客様の像を決めて、その方の行動にあわせるのです。

専門的用語で言えば、ペルソナを決めるといったところになります。

先ほどの家のケースでいえば、例えば、来ていただきたいお客様が免許を持っていなかったとします。電車で行動されて方であれば、大通りに面していても駄目です。駅前に家を建てるべきということはお分かりになるかと思います。

そういった建物の建設立地を戦略的に考えるために、お客様の像(ペルソナ)を考えます。

これは具体的であれば尚よいです。既に顧客の、〇〇さんみたいなお客様に来ていただきたいな~という願望で構いません。

〇〇さんの属性や、行動、何を言えば商談で刺さりやすいのか、何を課題とされているのかを考えます。とくに重要なのが課題と解決策です。

ペルソナを決めた後は何をすべきか

お客様の像を決めた後は、お客様の課題を解決するための「検索キーワード」を考えます。

ペルソナであるユーザーが、どういう情報があればお問い合わせしたくなるのか、またどのようなキーワードで検索するのかを深堀します。

これがページのメインの構成の一部になっていきます。

必要なキーワードを決めておけば、SEO対策で迷うことがありません。

SEO対策は、Googleで検索した時に、広告以外の検索結果(自然検索)で上位表示をするために対策するものとなります。

対策キーワードを定め、そのキーワードで上位が取れるように、ページの内部を考えていきます。

SEO対策で上位であれば、お客様が普段良く通る道に家を建てているようなものです。訪問していだける可能性が上がりますし、家の中身もお客様好みにしておけば成約率が高くなるのは当然の結果といえます。

ユーザーの事を考えることで失敗しないWEBサイト・コンテンツ作りができます。自分自身のことだけを語るカタログ系のサイトでは残念ながら失敗します。

WEB広告での集客はどうか

Google広告などのリスティング広告は、先ほどの例でいえば、家の前にバス停を作るようなものです。狙っているキーワードでの流入が可能になりますので、リスティング広告からの実績は期待できます。しかし、同時に送迎バスであり、流入を狙うには流入を維持するためのお金が必要です。
費用対効果を考えながら実施する必要性があります。
リスティング広告の場合、立地は関係ありません。建物(サイトの使いやすさ)なども成果を左右いたします。

※こちらからの流入をベースに作る場合は、問い合わせボタン・資料請求ボタンの配置など、通常のコーポレートサイトと作り方が変わります。

コーポレートサイト作成を制作会社に丸投げにしては駄目な理由

コーポレートサイトの必要性は分かった、それではWEBサイト制作会社にお任せしよう。プロの提案なら間違いないはずだ!というように思われるケースが多々あるかと思います。

残念ながら、WEBサイト制作会社は、建設のプロではありますが立地を考えることはしません。建設して家を引き渡したら基本的に終わりなのです。

WEBサイト制作会社に丸投げすると、WEB集客までは考えません。
継続的に保守点検するという会社も、集客を考えることは基本的に業務範囲外です。
WEBサイト制作会社は、SEOのプロではありません。WEBサイト制作のプロです。畑がそもそも違うのです。

一部、SEOに強いというWEBサイト制作会社もありますが、正直作って終わりの仕事にそこまで工数をかけないのが事実です。サイト納品したら彼らのお仕事はお終いなのですから。

また、WEB集客をやりたいというと、別途SEO費用を要求されることもあります。WEBサイト制作前からSEO対策は始まっているはずなのですが・・・

コーポレートサイトのリニューアル前に「必ず」すべきこと

アクセス数、SEO順位のチェックが必須です。現状の把握をするためです。
アクセスの集客状況は、Googleアナリティクスを使って調査します。企業の80~90%が利用しているサイト運用に必須のツールです。
Googleアナリティクスは、Googleが提供しているツールであり、高機能でかつ基本無料で使うことができます。アクセス数が膨大な超大手オウンドメディアや超大型ECショップサイトの運用でなければ、有料になることはありませんので、安心して使うことができます。

アナリティクスを使って現状のサイトの状況や課題を見つける

Googleアナリティクスを使ってアクセス状況や、同じように無料で使えるGoogleサーチコンソールというツールを使って流入キーワードの状況を調査・把握します。

現状の課題点と状況を把握しなければ改善はありえません。

例えば、サイトの流入数を1000アクセスを目標とした場合、現状が900なのか、100しかないのかで大きく対策方法は変わってきます。

もし、Googleアナリティクスを入れていない企業であれば、早急に設置しましょう。タグを埋めるだけの簡単な作業です。

どんな企業サイトでも入れるべき必須のツールですが、言われない限り、設置しないWEB制作会社が本当に多いのが残念です。

現状が分かれば、適切な目標の設定をし、集客を頑張ればいいのです。

10キロマラソンと分かってて走るのと、一切情報無しで、とにかくゴールも分からないまま走らされるのと、どちらが上手く走れるかは自明の理であると思います。

コーポレートサイト作成後にやるべきこと

Googleの無料ツールを使う

GoogleアナリティクスとGoogleサーチコンソールは必ず入れましょう。できれば、Googleタグマネージャーを使うとよろしいかと思います。
こちらの説明は省きますが、サイトの管理が楽になるツールです。

SEO順位チェックを行う

狙っているキーワードの順位チェックを定期的に実施します。GRCは無料版で10キーワードのチェックが出来ますので、まずはこちらでお試し導入が良いかと思います。

参照:https://seopro.jp/grc/

Googleアナリティクスの設定をする

アナリティクスはサイトにタグを埋め込むことで計測を開始します。設定なしでも一応計測はしていますが、ちゃんとした設定をすることでより重要な情報も見ることができます。

例えば、サイト上で問合せが発生した際に、どのような経緯で来たのかなども調べられますし、パンフレットのPDFデータのクリック数なども設定しておけば見ることが可能です。

コーポレートサイトの更新は定期的に実施

サイトは完成したら終わりではありません。お知らせの情報は最低限必須です。例えば、年末年始やゴールデンウィークなどの長期休暇の情報の掲示、新規サービスの告知、新聞等のメディアに掲載されたことの告知などは行いたいところです。

また、集客をもっと欲しいとなれば、記事コンテンツを作るなども必要となりますし、お客様の声なども成約率を高める上で欲しいコンテンツとなります。

定期的な情報の追加を行い、訪問してくれたユーザーに会社や商品の魅力を伝えるようにしましょう。デザインが優れていても最終更新日が3年前のサイトと、デザインは普通だけれど最終更新日が昨日で定期的にメンテされているサイトであれば、後者のほうに魅力を感じるに違いありません。

Googleマイビジネスに登録する

BtoB企業においても、GoogleMAPに登録できるGoogleマイビジネスに登録すべきと考えます。
営業時間やサイトのURLなどの設定もしておきましょう。

こちらは簡単に登録できますので、是非やってみてください。弊社では設定フォローもしています。

コーポレートサイト作成・リニューアルまとめ

コーポレートサイトは企業の顔であり、玄関口です。決してないがしろにすべきものではありません。

経験上、サイトを上手く構築できれば、問い合わせは増えます。ニッチすぎるビジネスだからWEBからの需要が無いのでは?と質問されるようなサービスであっても諦める必要性はありません。

サイトリニューアルの予算についても、あったほうが良いのは間違いがありませんが、低予算で戦う戦法はしっかり存在します。サイトを作る前に戦略を立てることで無駄な経費を削減させることができますので、まずは誰をターゲットに、どのような説明をすれば問合せいただけるかを考え、しっかり戦略に落としていくことをお勧めいたします。

戦略のあるサイトであれば、競合サイトと比べデザイン性で負けていたとしても、問い合わせは確実に獲得できます。

場合によっては、サイトのリニューアルではなく、コンテンツの見直しをお勧めすることがあります。リニューアルをしたからといってアクセスは増えません。コンテンツの見直しによってこそサイトのアクセス数は改善し、結果として問い合わせを増やすことができます。

問い合わせを獲得するためだけであれば、大金を投じて、リニューアルを必ずしなくてはならないといったことにはなりません。

 

WEBサイト制作も以下フォームからご相談ください。
サイト制作が決まっていて最終のチェックだけしてほしいというご要望もOKです。1回目の相談は無料でお受けしておりますので、本当にこのままサイト制作して大丈夫か確認だけでもご相談ください。
WEB集客戦略のないままサイト制作に大金を投資することのないように願っております。

お問い合わせ│ニッチな業種のリスティング広告こそご相談ください

>BtoBこそWEBマーケティングを考えるべき

BtoBこそWEBマーケティングを考えるべき

リスグラムではBtoBに特化したリスティング広告をはじめとするWEBマーケティング支援を行っております。BtoBの場合、売ったら終わりという関係性は通常有り得ません。契約いただいてからスタートがほとんどではないでしょうか。また、衝動買いも考えにくく、1つの問い合わせや契約を獲得するのが大変難易度が高くなっています。その為、WEBマーケティングの戦略が1から必要なのです。

お客様に買っていただくのは最終ゴールではありません。

お客様に満足いただき、他人にも薦めてもらう、そこがゴールです。お客様の満足の最大化をすることにより、お客様が次のお客様を連れてきていただける。
これがマーケティングの最終ゴールだと思っております。その為の戦略支援を考え実行していきます。